今日の朝日新聞の朝刊に『湾岸「派遣村」の迷路』という見出しが大きく載っていた。
写真には仕事を終えて送迎バスから降りてくる派遣社員たちの姿が。
写真を見る限りでは20代後半から30代のような感じがするが、新聞の記事は10年近く倉庫を転々としている34歳の男性を取り上げている。
収入は毎月手取りで10数万円。
実家で両親と同居しているから、何とか生活ができているとの話であるが、更に厳しい環境に身を置く人も多いと思う。
自民、公明両党は今月8日、日雇い派遣の原則禁止など派遣制度の規制強化に向けてようやく動き出したが、日雇い派遣で働かざるを得ない人達の現実をどれだけ理解できているのか疑問が残る。
単に規制を強化するだけではなく、ネットカフェ難民を余儀なくされている日雇い派遣労働者の日々の生活や将来をどうサポートしていくのか、具体的な動きが欲しい。