雇用状況は一向に明るくなる兆しがなく、益々悪化しているような気がする。
特に、中高年の就職環境は厳しいものがあり、いくら履歴書を送っても、面接にかすりすらしない。
こんな悩みを抱えている就職・転職弱者が急激な勢いで増えている。
正社員にしても、今後は安心できない。
今まで、派遣社員などの非正規従業員だけのことだと、たかをくくっていた正社員も、会社の業績いかんでは、いつ首になるかわからない。
今や労働者はストレスをいっぱい抱え込んでいるのではないか。
こんな中で、最近、農業、林業、漁業、あるいは介護職への転職が注目を浴びている。
私も一時福祉関係の仕事をしていたことがあるが、簡単ではない。
ハッキリ言って、体力を使う肉体労働である。
漁業にしても、林業にしても、あるいは簡単に考えられがちな農業にしても、仕事としてとらえるとかなりハードであり、仕事がないから、とりあえず林業でもなどと考えると、長続きしないばかりか、身体をこわす可能性もある。
オフィスワークを希望する中高年も多いはず。
安易に農業、林業、漁業、あるいは介護職への就職を勧めるのではなく、幅広く、希望に沿って就職できるように、経済を立て直し、雇用環境を改善して欲しいと思っている。