転職して成功したと満足を感じている人はどれぐらいいるだろうと、考えることがある。
この未曾有の不景気前に転職した人は、急激な景気の悪化で、思わぬ苦戦を強いられているかもしれない。
私の知り合いで転職に成功したものの、売上が激減して業績が悪化し、転職先が倒産してしまったという話を聞いた。
転職しなければおそらく不満を持ちつつも、仕事は継続できていたかもしれない。
運、不運の問題だと言ってしまえばそうなのだが、幸運に何度も巡り合う人と、不運に立て続けにみまわれる人と、はっきり分かれているような気がしてならない。
努力で不運を幸運に変えればいいわけだが、努力だけではどうしようもないことが多い。
転職しても思うような仕事ができず、また安定も期待できないのであれば、自ら仕事を作り出す必要があるが、成功すると確信を持てる企画が出来上がっても、それを実行に移す資金がない。
資金を持っている人は、その資金を活用するアイデアが思いつかないようで、そのまま寝かしたままであるという話もよく聞く。
今いる会社も業績が悪化してきた。
転職するか、自分で仕事を展開するか、決断を早く下さなくてはならない。
しかし、今の経済状況、あるいは年齢の問題で、転職を考えるのは非常に難しいかもしれない。