中高年の転職状況は本当に厳しい。
この厳しさを実感しながら転職活動をしている人が多いと思うが、なかなか希望通りに就職活動がはかどらない。
就職活動を始めてから1年を超えてしまったという人も珍しくはないと思う。
実際、就職できたとしても、そこは本命ではなく、劣悪な労働環境でじっと我慢しながら次のチャンスを窺っている人も相当数いると思う。
そのうち年齢だけがかさんでいき、気がつけば募集年齢の上限枠を超えてしまい、応募先が激減してしまうことになる。
そんな環境下で、夢も希望もなくしてしまう人が多い現実をこれから転職を考えている人たちはどう受け止めるのか。
転職サイトでは成功事例ばかりをクローズアップさせ、失敗事例はほとんど載せていない。
単に面接で失敗した、転職活動で失敗したなどの記事は一部で見られるが、その失敗した人たちの本当の現状がまったく伝わってこない。
時には作り話のように感じてしまうこともある。
転職は成功とは裏腹に失敗も多い。
特に中高年の場合、一度転職に失敗すると、坂を転げ落ちるように一気に労働環境が悪化してしまうケースがある。
この現実を認識して転職を決意する方が良い。
私は、転職できたが、さらに上を目指している。
その中には自分で会社を興すことも含まれる。
中高年だからと言って、社会の隅に追いやられることがあってはいけないし、自分でも負け犬にはなりたくない。
だから、夢だけは捨てない。